不登校の子どもには居場所がない
子どもの居場所というのは、家か学校しかないものです。
不登校になると、学校という場所さえなくなり、子どもは家にいるしかありません。
大人になれば、家、会社、趣味、一人の時間など、自分の居場所を見つけることは簡単です。
しかし、子どもには選択肢がないんですね。
不登校でなくても家か学校しかないのに、不登校になったら、子どもの居場所はなくなってしまいます。
不登校の子どもには、家以外に居場所が必要です。
見張られたりしない、自分らしくいられる場所が必要です。
フリースクールとは?
フリースクールとは、主に不登校の子どもたちを受け入れている塾のような団体です。
公的な学校ではないので、フリースクールの形態や費用はそのフリースクールによって変わります。
フリースクールとは、学校のように決まった勉強を強要するのではなく、「みんなで楽しもう!」というイベントもしている所が多いです。
しかし、不登校の子どもにとって「みんなで」というのは、ハードルが高いのではないでしょうか。
学校という集団生活ができなくて不登校になった子どもは、フリースクールという新しい場所に行くことによっていきなり不登校が解決するわけではないからです。
フリースクールの先生との信頼関係が築けて、はじめて「楽しめる」という段階になることでしょう。
不登校の子どもが集団生活を送れるようになるまでには一筋縄ではいかないのが現実です。
簡単に不登校が解決されるなら、お父さんもお母さんも苦労はしないですよね?
不登校なのでフリースクールの”集団感”が苦手
中学生のころに不登校になって、ほとんど中学校へ行かないまま中学3年生になった子がいました。
彼女の中には、「普通の高校へ行く」という選択肢はありませんでした。
高校に行っても、また新しい集団生活が始まるだけ。
不登校になってから、「朝から学校に行く」という感覚もなくなっていました。
[chat face=”komaru.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]でも、高校ぐらいは卒業しないと・・[/chat]
通信制高校の存在を知り、彼女の通信制高校選びが始まりました。
彼女は、通信制高校を選ぶにあたって自分の希望をリストアップしてみました。
- 人と会わなくていい
- 一斉登校がない学校がいい
- マイペースを許してほしい
- 正されるのは嫌だ
中学生の頃から不登校だったので、高校でも人と関わることを避けたいようです。
通信制高校でも、学校によっては一斉登校があるところがあります。
一斉登校がある通信制高校にはメリットもありますが、不登校という問題を抱えている彼女は、一斉登校がない通信制高校がいいなぁと思っていました。
朝9時までに登校しないといけないとか、
授業時間は60分とか、学校の決まり事に合わせるのがしんどかった彼女は、マイペースな自分を許してくれる通信制高校を探しました。
授業の組み方を先生と相談できる、登校時間、登校する曜日も先生と相談できる通信制高校がいいと思っていました。
また、不登校であることを「正そう」とされることがあります。
不登校の状態を無理に登校させることは、彼女にとって苦痛でしかないのに。
不登校なら、不登校のまま、無理に正そうとしたり、強制されたくないなぁと彼女は思っていました。
そんな都合のいい通信制高校があるのか
不登校の彼女にとって、そんな都合のいい居場所があるのでしょうか。
今の自分を怒られたり責められたりすることなく、3年間で高校を卒業する。
[chat face=”sensei.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]岸和田の通信制高校なら、できますよ。 [/chat]
通信制高校というのは各キャンパスに通学してレポートを書いたり、試験を受けたりして単位を取得していくものです。
最低限、岸和田キャンパスに来ないといけない日もあります。
不登校の子どもにとって、居心地が悪いような環境ではありません。
通信制高校では、スクーリングといって、年に2回ほど本校に行く日があります。
そこには多くの人が集まります。
しかし、不登校という問題を抱えている子もたくさんいるので、お互いに意識し合うこともなく、 ただ目的(=単位を取る)のためだけに集まっている感じです。
不登校の子どもにとっても、やれる範囲の勉強です。
不登校でも進学しておきたい方は一度問い合わせください。