高卒認定から大学進学か、通信制高校から大学進学か。
どちらが有利ですか?と聞かれることが増えましたので、私がいつもお答えしていることを紹介します。
大学進学のためには条件がある
大学進学するためには、ある条件があります。
- 高校を卒業した人
- 高卒認定試験に合格して18歳以上の人
わかりやすく説明するために省略していますが、詳しくは文部科学省のホームページに記載されています。
大学進学のためには、高校卒業するか、高卒認定試験に合格するかのどちらかが必要になります。
では、大学進学するためには高卒認定か高校卒業、どちらが有利なのでしょうか。
高卒認定資格とは
高卒認定は、年に2回試験があります。
高卒認定資格は、8科目全ての試験に合格する必要があります。
試験に合格することで高校卒業と同等の資格を得られるものです。
高卒認定の資格があれば、大学受験をすることができます。
通信制高校も、高校卒業のためには試験があります。
試験に合格することで単位が認められるというものです。
つまり、大学進学の条件として、何らかの試験に合格しなければならないということです。
高卒認定も、通信制高校も、大学進学のためには試験に合格する必要があります。
高卒認定試験と通信制高校の単位認定試験の違い
高卒認定と通信制高校では、試験の難しさが違います。
通信制高校は、3年間の在籍期間やレポートの提出などがありますが、試験自体は難しくはありません。
高卒認定は、期間やレポートなどがない代わりに、試験の難易度が高くなります。
大学進学したい場合には、志望大学に合格するための勉強も必要ですよね。
大学進学だけを考えると、8科目も必要ないパターンがあり、高卒認定の試験勉強と大学進学のための試験勉強を両立するのは、効率が良いとは言い難いです。
高卒認定から大学進学のパターン
- 高校生活を送りたくない
- 18歳以上なので早く大学進学したい
こんな場合は高卒認定から大学進学を目指すのも良いかもしれません。
通信制高校から大学進学のパターン
- 今の高校には通えないけど大学進学したい
- 勉強は最小限にしたい
こんな場合は通信制高校から大学進学を目指すのが良いでしょう。
全日制高校から通信制高校に転校すると、今までの試験勉強からは解放されます。
単位認定のための試験は難しくないので。
全日制高校なら。5教科全て勉強しなければいけませんが、通信制高校は単位をとりながら、大学受験に必要な教科だけ勉強することもできます。
私の考えとしては、残りの在籍期間の間に、レポートなどにも取り組みつつ、試験勉強は大学進学に必要な科目だけに専念するのが良いなぁと思っています。